※出典:馬刺しの伝承の館
食用とされる馬の品種には大きく分けると重種馬と軽種馬の2つに分かれていることをご存知でしょうか?牛や豚のように馬も種別によって特徴や食べ方に違いが出てきます。具体的に違いを見ていきましょう。
どちらが霜降り?重種馬と軽種馬の違いとは
霜降りを食べるなら重種馬
※出典:馬刺しの伝承の館
重種馬は800kg~1tクラスまで肥育した馬のことをさします。体が大きいので肉にはサシが入りやすいことから、霜降りの馬刺しを食べるなら重種馬がおすすめ。熊本県の馬刺しにも、この重種馬が使われています。
また熊本県では、脂がたっぷりのった馬刺しをさっぱりと食べられるように、にんにくと生姜を合わせて食べるのが一般的な食べ方です。
赤みを食べるなら軽種馬
※出典:馬刺しの伝承の館
一方軽種馬は、600kg前後のサラブレットや競走馬などにも使われる馬のことを指します。重種馬と比べると、体はスリムで筋肉質。脂の少ない赤みがあり、歯ごたえがあるものが多いのが特徴です。
赤みの馬肉で有名なのが福島県会津市で、馬刺しも熊本県のものよりあっさりした味が特徴です。食べ方も、しっかりとした味わいの赤みに負けないよう、味噌に唐辛子とにんにくを混ぜ合わせた辛味噌と醤油で食べるのが一般的です。
このように、重種馬と軽種馬はそれぞれに合った食べ方があります。最大の違いは、やはり霜降りがあるかないか。ぜひ機会があれば食べ比べてみてください!