雑学

多くの馬刺し通販ショップでは、馬刺しに合うタレを別売りで販売しています。こうした商品は味に間違いがないものですが、時間に余裕があればタレを自作してみるのはいかがでしょうか？この記事では、そんなオリジナルたれレシピをご紹介します。 ニンニク...

お酒のアテとしても人気の馬刺し。居酒屋のメニューで見つけたらいつも頼む、という方もいるでしょう。しかしよく考えてみると、生肉を食べるというのはリスクがあるような気もします。なぜ馬刺しは生のまま食べることができるのでしょうか？

白い馬刺し、その部位の名前はたてがみと呼ばれています。これはその名の通り、馬の首の後ろ、たてがみが生えている付け根の部分のお肉。一頭あたりから採れる量が少なく、貴重な部位であるといえます。「こうね」「こうね刺」と呼ばれることもあるようですね。

様々な種類がありますが、馬刺しを熊本県流に食べるなら、やはり霜降りの馬肉を選びたいところ。醤油を弾くほどのサシがたっぷりとのった霜降り肉を食べたい方は、肩バラは外せないですね。みなさんも色々と食べ比べてお気に入りの部位を探し当ててみてはいかがでしょうか。

肉の輸入といえばアメリカやオーストラリアをイメージする方もいると思いますが、なんと馬肉輸入の1位はカナダ！2015年の年間輸入量4,512tのうち、カナダからの輸入は2,653t。国内No.1生産量を誇る熊本県が2,316tということを考えると、輸入割合の大きさがよくわかります。

まず、馬肉は低カロリーで低タンパク！とよく言われています。100gあたりのカロリーで比較すると、牛肉や豚肉が200～300kcalであるのに対し、馬肉は約110kcalと低カロリー。健康に気を遣っている方、ダイエットをしている方にとってもかなり嬉しい数値ですね。

牛や豚のように馬も種別によって特徴や食べ方に違いが出てきます。重種馬は800kg～1tクラスまで肥育した馬のことをさします。体が大きいので肉にはサシが入りやすいことから、霜降りの馬刺しを食べるなら軽種馬ではなく重種馬がおすすめです。

生産量2位の青森県では冬になると、源義経に因んだ「義経鍋」と呼ぶ馬肉を使った鍋をいただく風習があります。義経鍋は中心に鍋部分があり、それを取り囲むようにして鉄板がついています。鍋だけではなく馬肉を焼いて楽しむことができるというのです。なんとも珍しい鍋ですね！

日本の産地としては主に九州・東北が中心と言われています。その中でも生産量がダントツで多いのが熊本県！農林水産省の調査によると、2015年(平成27年)の生産量は熊本県だけで2,316t(トン)で、日本全体の45%を占めています。2位の福島県が1,107tですので、2位と2倍以上の生産量を誇っていることになります。